「なぜ行政書士試験に挑戦したんですか?」
何度かそんな質問をされることがありました。
この質問に対して、何か立派な理由があったわけではありません。
むしろ当時の自分は、将来に対する不安や迷いばかりで、決して前向きとは言えない状態でした。
この記事では、なぜ行政書士試験に挑戦することを決めたのかを、書いていきます。
これから行政書士試験に挑戦しようか迷っている方の参考になれば幸いです。
行政書士試験に挑戦する前の仕事と生活
行政書士試験に挑戦する前、私は当時小売業界で管理職として働いていました。
日々の業務は忙しく、仕事と休みの境界線がありませんでした。
それなりにやりがいはあったものの
「この会社で将来自分がどうなっていくのか」
「この先もこの仕事を続けられるのか」
という不安を強く感じていたのを覚えています。
年齢を重ねたときに、体力的にも精神的にも今の仕事を続けられる自信がなかったこと。
そして何より、その仕事自体が好きではなかったことが大きかったと思います。
心のどこかで、
「人から尊敬される仕事がしたい」
「誰かに感謝される仕事がしたい」
そんな思いをずっと抱えていました。
資格や独立を意識し始めたきっかけ
資格や独立を意識し始めたきっかけは、ひとつではありません。
最初は、就活時代にデスクワークをしたいという理由から簿記の勉強を始め、日商簿記2級に合格。
当時は「この勢いで日商簿記1級、最終的に税理士いけちゃう・・・!?」
そんな浮かれた考えもありました。
しかし、就職してからは仕事に忙殺され
次第に勉強する時間も気力もなくなっていきました。
それでも不思議なことに、「士業」という存在への憧れだけは消えませんでした。
行政書士という資格を知ったときの印象
将来について真剣に考え始めた頃、転職という選択肢も頭にありました。
ただ、当時結婚をしたばかりで職場環境を大きく変える勇気がありませんでした。
そこで「せめて、ずっと憧れていた士業の勉強をしてみよう」と思い、ネットで色々と調べ始めました。
そこで知ったのが、行政書士という資格です。
正直第一印象は、
「何をする仕事なのか、よくわからない」
というものでした。
弁護士や税理士、社会保険労務士のように、誰が聞いても
仕事内容がイメージできる資格とは違う印象を受けました。
さらにネット上には「3か月で合格!」といった情報も多く、
「意外と簡単なのかもしれない」
と、少し甘く考えていたのも事実です。
行政書士以外に迷った選択肢
税理士を目指すというのも考えましたが
合格するまで長期化または合格できない可能性が高いと感じ
税理士を目指す選択肢はありませんでした。
もうひとつ選択肢として考えたのは転職。
実際に転職サイトやエージェントにも登録しましたが、
紹介される仕事は今の仕事の延長線上にあるものばかりでした。
「結局、同じような仕事をするなら意味がない」
「環境を変える耐性が自分にはないのではないか」
そんな思いもありました。
どうせ環境を変えるなら、いっそ独立したい。
そういった憧れもありました。
行政書士に挑戦すると決めた決定打
最終的に行政書士試験に挑戦しようと決めたきっかけは、コロナ禍でした。
外出が減り、家にいる時間が今後増えそうだと感じたとき、
「集中して勉強するなら、今しかない」
と強く思ったのを覚えています。
私はひとつのことに集中するのは得意ですが、
仕事と勉強を同時に両立させるのは苦手なタイプです。
だからこそ、「今しかない」というタイミングが背中を押してくれました。
実際に勉強して感じた現実
勉強を始めてみて、最初に感じたのは
「え、めっちゃむずくね・・・?」
でした。
法律を初めて学ぶ人にとって、用語の理解にとにかく時間がかかりますし
正直、「3か月で合格」という情報を鵜吞みにしていた
自分を恥ずかしく思いました。
ただ、続けられた理由のひとつとして、私は憲法から学習を始めたことが大きかったと思います。
一般的には行政法から学ぶことが多いようですが、暗記的な要素が強く
身近なものでない分イメージしづらいため、面白いと感じることは
私はできなかったかな、と思います。
一方、憲法は論点は難しいもののストーリー性があり
過去の判例に触れながら興味深く学習することができました。
もし最初から行政法だけをやっていたら、途中で諦めていたかもしれません。
この点は、今でも自分にとって大きな転機だったと思っています。
受験生時代の話は、また別の記事で書ければと思います。
行政書士を目指してよかったと思うこと
今振り返って、行政書士を目指し合格できて本当によかったと思うのは、
純粋に自信につながったことです。
法律を学んだことで視野が広がり、
会社の中での評価や見られ方も変わりました。
まだ開業準備段階で、実務を行っているわけではありませんが、
この経験そのものが、確実に自分の糧になっています。
これから行政書士試験に挑戦する方へ
行政書士を目指すかどうか迷っている方へ。
大きな夢や立派な動機がなくても構いません。
私自身、「何かを変えたい」という漠然とした理由からのスタートでした。
行政書士試験は学習を通じて知識が身につき、自信にもつながります。
挑戦する価値のある資格だと思います。
私は現在、開業準備に奔走しています。
長く勤めている会社については準備を進めながらどうするか考えています。
このブログでは、私自身の体験をもとに、
行政書士試験や学習方法、開業準備について発信していきます。
少しでも参考になれば嬉しいです。

